出会い①
・頭は普通だけど身体が30cmほどしかない男性、しかし超前向きで結婚経験3回目~、しかもすべて健常者~、「どうやって 口説いたんや~?」って聞いたほど~
・身体が歪んでいて指も歪んでいる男性、絵が好きでイタリアに絵の勉強に行くほど熱心、字を書けばぐちゃぐちゃ、しかし絵を書けば写真のように書く不思議~
・足が不自由で自力で歩けるが長時間は無理、しかも網膜薄利で片目はほとんど見えない男性、車椅子で移動することが大半そのおかげで腕はムキムキ~
私が思ってきたのは障害者は障害があって弱者?そんなことはない!
逆に能力が高いから障害がある。レベルは健常者よりも高いと思っています。
足が不自由なら上半身が発達する!
不自由を受け入れてコツコツと前に進む!
助け合って人との繋がりを大切にする!
周りの人達に気づきや勇気を与える!
謙虚で純粋な心をもつ!
小さな事に感謝できる心!
数えあげればキリがない。
・五体満足が当たり前だと思っている人
・食べられることが当たり前だと思っている人
・喋れることが当たり前だと思っている人
障害者を見ていると人は一人では生きていけないとそう思う。それは健常者も同じことです。
協力しあって生きていく、人と人との間に生きる人間、障害者も健常者も同じ人間。
同じように楽しみ、同じように笑いたい!
そう思える人達が一人でも増えることをつくりだすのがわたしの使命です。
出会い②
「坪倉君が守ってあげるんやで~」
小学生からクラスに障害者の子がいた。やんちゃな私に先生は何時も「坪倉君が守ってあげるんやで~」
そう言われていた。だから私と仲良くなりウチによく遊びに来た。中学までは一緒だったがそれからは別々。働きだして転々としてた私、またまた違う障害者と出会う。接し慣れ?
普通に接する私にすぐに心を開いてくれて仲良くなった。そしていろんな障害者と友達になった。
その中に同じ歳で同じ阪神ファンがいた。彼とはよく甲子園に行き居酒屋で酒も飲んだ。
そんなある日、いつものように焼鳥とビールって感じ、「お前結婚しないのか?」と私
「僕なんか無理や~」
「なんで無理じゃ?」
「今寮に入って働いてるけど手取りが4万円しかない」
「もし結婚できてもそれでは生活できない~」
「外で働くにも障害者は雇ってもらえないし~」
そうか~。現実は厳しいな~。
世界一の夢
世界一の夢、スピーチをした時に松下幸之助さんに戦いを挑み世界一になると豪語した私。
どうしたら世界一になれるのか?部屋で寝転び天井を見ながら何時間も考えた。
そして障害者の友達の何か仕事は無いか?
ずっと考えてたら天井になんと~
ま ま ま
まつ まつ
松下幸之助さんが~
で で で
出た~
もうお亡くなりになってた松下幸之助さん。
私の目にはクッキリハッキリ見えている。
そして話しかけた。
「松下さんこの世でやり残した事はありますか?」
「あれば言って下さい私がやります」
すると
「いや坪倉君、君は自分の思う通りに行きなさい」
「えっ、それでいいのですか?」
「そう、それが一番や~」
そう言って姿を消した。そうか、自分の思うがまま。
松下幸之助さんはなぜ世界一?もっとデカイ会社もあるしもっと金持ちもいる。
???
そうか器や。松下幸之助さんの器が世界一なんや。
そう思った時にひらめいた!そうや世界一の縁の下の力持ちになろう!
そうや!ありがとうカレーがあるじゃ~ないか!
障害者でも健常者のサポートがあればできる!お互いに協力しあって一緒に作ればいいんだ!
私よりずっと純粋な心をもっているはず!もっと、もっとありがとうカレーになるで~!
何でもできると自惚れてきた私。主役じゃなければ満足しなかった私。もういいじゃないか!
めちゃくちゃ好きな事して目立ってきたし、無事に結婚もでき子宝に恵まれた、こんな私にできる事は?
縁の下の力持ちになることや。世界一の縁の下の力持ち!繋がったで~!